どうも.tk89naviです.
本日は巨人に入団することが決定した丸佳浩選手の人的補償について考えてみたいと思います.
丸選手の人的補償
まずは丸選手のFA移籍に伴う基礎データから.
丸選手は広島カープの日本人選手の中で1番多くの年俸(2.1億円)を貰っていたのでAランクの選手となります.
人的補償のルールについては楽天・浅村選手で考察した昨日のブログをご覧ください↓
浅村選手の記事では触れませんでしたが,広島にとってはこの「Aランク選手」というのが大きな意味をもっています.
- 広島が人的補償を要求した場合,選手1名と年俸半分の金銭(1.05億円)を巨人から貰えます
- 広島が人的補償を要求しない場合,年俸8割の金銭(1.68億円)を巨人から貰えます
今回は丸選手がAランクのため上記となります.(Bランクの場合は貰える金銭の掛け率が下がります)
要するに選手を獲るか差額の6,300万円を取るか選ぶことができるのです.
近年は1億円プレーヤーが続々登場してきた広島カープですが,丸選手の引き留めで4年17億も出せる球団になったのかと驚いた一方で,資金力は他球団と比べるとまだまだ乏しいのが現実かと.
個人的には,丸選手の流出によってもたらされたこの権利をフロントがどう判断し,動くのかに注目しています.
人的補償は必要か?
一部報道では「いい選手がいれば高額年俸でも獲りに行く.リストを見てから考える.丸選手の穴埋めは必要.」と,広島球団のコメントが出ていました.世間はFA移籍=人的補償と関連付けて焦点が当たってしまいますが,それはごもっとも.
実際丸選手に提示していた4年17億が無くなった(上記報道のコメントを見る限りお金の使い方には余裕さえ感じる)わけですから,そのお金を人的補償に回す能性もありますし,逆に若手選手を狙うため高額年俸の中堅~ベテランをプロテクトさせる牽制にもなっています.
ただ,本当に人的補償で選手を獲得すべきでしょうか...?
今の広島はリーグV3とどう考えても黄金期が到来しています.
次なる目標はV4&日本一でしょうが,それを成し遂げるには丸選手の残留が最大の補強となったはずです.だから球団も必要な戦力が故に大金を提示しました.
ここで私は,『選手を補強して勝つためのチーム作りではなく,負けないためのチーム作りが必要』だと考えています.
具体的には来年オフにFA権を取得予定の菊池涼介選手,會澤翼選手,野村祐輔投手,今村猛投手の引き留めに全力を注ぐことです.
幸いにも今年FA権を取得した松山竜平選手は残留しましたが,来オフの顔ぶれを見てもV3に貢献した選手がこぞって流出すれば戦力低下は必須.
高額年俸の選手は必要ありません.ただでさえV3で選手の年俸も上げざるを得ない中,今回の6,300万円でさえ貴重なお金.彼らに少しでも多くのお金を投資するべきです.
現有戦力を守ることが常勝軍団を築くことにつながるのでは...?
と,贔屓球団がない私の主観的な意見でした.
広島が人的補償を要求した場合は?
とは言っても,一岡竜司投手のように大大大成功した前例もあるので,巨人の若手選手はしっかり調査しているでしょうし,狙っている選手がプロテクトを外れていれば獲得してくるでしょうね.
そうなった場合の巨人のプロテクト選手を予想しようと思いましたが,
長くなってきたので~後編~ということで後日記事にしたいと思います.
おわりに
本日は丸選手のFA移籍に対する人的補償について私なりの考えを書いてみました.
これには様々な意見があるかと思いますが,何を選択するかはもうすぐしばらくすれば結果も出ますし,.その際の広島球団のコメントに注目です.
~後編~も是非ご覧ください.
それでは.