どうも.tk89naviです.
今回は横浜市長杯争奪第14回関東地区大学野球選手権の観戦レポートです.
いきなり余談ですが横浜スタジアムでは増築工事が行われており,ライト側の増設は本格的に進んでいました↓
横浜市長杯
まずは横浜市長杯について簡単に.本大会は,関東の大学野球五連盟の各秋季リーグを勝ち抜いた上位2チームが出場している.
下記が出場10チームである.
- 神奈川大学野球連盟から神奈川大学,桐蔭横浜大学
- 東京新大学野球連盟から流通経済大学,創価大学
- 首都大学野球連盟から東海大学,筑波大学
- 千葉県大学野球連盟から国際武道大学,東京情報大学
- 関甲新学生野球連盟から上武大学,白鷗大学
この中で決勝に進出した2チームが,11月9日(金)から神宮球場で開催される,第49回明治神宮野球大会への出場切符を手にする
明治神宮野球大会は高校の部・大学の部とわかれており,大学の部は全国の大学野球連盟から全11チームが出場し,大学野球の日本一を決める大会である.
試合結果
早速試合結果から.第1試合は流通経済大vs筑波大.
結果は筑波大の圧勝.流通経済大は守備の乱れからリズムを崩し,打線もチグハグな攻撃を繰り返して完封負けを喫した.
第2試合は国際武道大vs創価大.
こちらは接戦.3本のホームランを放った創価大が快勝.国際武道大はクリーンアップが沈黙し,打線の繋がりを欠いての敗北となった.
注目選手
続いては気になった選手を紹介する.
流通経済大 片山雅斗投手(3年=阿南工業)
まずは流通経大の先発・片山投手.4回1/3を投げて失点4(自責点は6)ながら奪三振5と,長身から投げ下ろすピッチングで三振を取れる投手.MAXは141km/hでクイックは1.13~1.24秒.打ち取った当たりも不運なヒットやエラーが絡み5回につかまって降板.チーム全体が地に足つかず終始バタバタしていたため悪い印象が先行しがちだが,打たれても粘り強く投げていた.
片山投手の投球フォームはこちら(スロー)↓
筑波大 篠原涼選手(3年=敦賀気比)
次は筑波大の1番サード・篠原選手.4打数2安打2三振の内容.小柄で足が速く堅実な守備をする選手.バッティングは多少粗さも感じるが上手さがある.
国際武道大 勝俣翔貴選手(3年=東海大菅生)
続いて国際武道大の3番サード・勝俣選手.以前も当ブログで紹介した来年のドラフト候補.結果は4打数ノーヒットだが,今回は守備が安定していた.一塁への送球を見てもやはり肩が強く,引き続きチェックしていきたい.
勝俣選手の打撃はこちら(スロー)↓
創価大 小孫竜二投手(3年=遊学館)
創価大からは先発した小孫投手.7回を投げて90球,被安打7,与四球3,奪三振2で失点2の内容だった.MAXは142km/hでクイックは1.12~1.17秒.三振を取るより打たせて取るタイプの投手か.実力派の武道大打線に対して欲しいところでダブルプレーを取るなど要所をしっかりしめて勝利に貢献.小孫投手の投球は初めて見たが,どうやら来年のドラフト候補のようだ.
小孫投手の投球フォームはこちら(スロー)↓
創価大 杉山晃基投手(3年=盛岡大付属)
次も創価大から杉山投手.こちらも投げっぷりがいい良い投手.8回から小孫投手をリリーフして打者6人を完璧に抑える投球を披露.MAXは142km/hで奪三振1だった.杉山投手も次回以降要チェックだ.
杉山投手の投球フォームはこちら(スロー)↓
創価大 下小牧淳也選手(3年=日大三)
これまた創価大からで6番ショートの下小牧選手.逆方向に上手くもっていくHRを放ってみせた.9回に出たこの貴重な1発で勝利を引き寄せた.4打数2安打1盗塁の内容で守備も安定感があり肩も強い.
下小牧選手のHRはこちら(スロー)↓
今回の注目選手は以上.取り上げた選手全員が3年生だが,どうしても次回のドラフト目線になってしまう...(先日ドラフト会議は終わったばかりなのに).
当ブロクではドラフト候補に挙がっている選手以外でも気になる選手はどんどん取り上げていけたらと思う.