どうも.tk89naviです.
社会人野球のオープン戦を観戦しましたのでレポートしていきます.
エネオスは2週連続での観戦となりました.
スタメン
先攻 JX-ENEOS
15田中(帝京-東洋大)
26渡邉(文政芸大附-國學院大)主将
34川口(横浜-法政大)新人
48青山(育英-日本大-巨人)
59松本(桐光学園-慶応大)
6D高橋(愛工大名電)
77岡部(帝京-立教大)
83柏木(阿波-城西国際大)
92小林(仙台育英-富士大)
P 大場(日大三-筑波大)
後攻 JR東日本
17佐藤(浦和学院-立教大)
25小室(横浜隼人-神奈川大)
38拜﨑(横浜-関東学院大)
49服部(東海大相模-国際武道大)
53丸子(広陵-早稲田大)
62渡辺(文政芸大附-専修大)
7D近森(崇徳-亜細亜大)
86東條(桐光学園-早稲田大)主将
94嘉数(八重山商工-駒澤大)
P 西田(大体大浪商)
試合内容
JR東日本は高卒3年目右腕の西田光汰投手,JX-ENEOSは大卒2年目右腕の大場遼太郎投手でスタート.両投手ともドラフト候補だ.
試合序盤は両先発投手の状態が良く得点が入らない.
試合が動いたのは4回表のエネオスの攻撃.先頭の4番・青山誠選手がセンター前ヒットで出塁すると,続く5番・松本大希選手の打席で西田投手の牽制球が暴投となり無死3塁のチャンスを作る.松本選手は三振に倒れたものの,6番・高橋優斗選手がレフトへ犠牲フライを打ち上げて先制.
対するJR東は5回裏に大場投手を攻める.先頭の9番・嘉数駿選手がレフト前ヒットで出塁すると,続く1番・佐藤拓也選手が打ち上げた打球は右中間へ.打ち取られた打球だがセンターとライトの連携が上手くいかずポトりと落ち,一塁ランナーは一気にホームへ.更に2番・小室湧未選手がバットを折りながらレフト前に運ぶ適時打を放ち勝ち越し.そして3番・拜﨑諒選手も勢いに乗って初球を完璧にとらえて左中間への二塁打.ここまで9番から3番まで4連打.4番・服部創太選手は死球で無死満塁.続く5番・丸子達也選手の打席で大場投手がワイルドピッチ.3塁ランナーを生還し3点目.丸子選手は四球を選んで再び無死満塁.6番・渡辺和哉選手はセンターに犠牲フライを打ち上げ4点目.ここでエネオスは大場投手を諦め新人の藤井聖投手(富士市立-東洋大)にスイッチ.藤井投手は後続を抑えこの回を凌ぐ.
エネオスはすぐさま6回に反撃.JR東は前の回から登板している左腕の西居建陽投手(和歌山商-中部学院大)がイニング跨ぎ.先頭の新人・川口凌選手がセンター前に落としヒットで出塁すると4番青山選手もレフト前に落としこの日初めの連打が飛び出す.5番松本選手が送って1死2,3塁を作ると,6番・高橋優斗選手またもや犠牲フライを打ち上げて1点を返す.
7回,JR東は新人右腕の須永悦司投手(桐蔭学園-桐蔭横浜大)にスイッチも社会人野球の洗礼を浴びる.エネオスの8番・柏木秀文選手が完璧にレフトスタンドへ叩き込みソロHRで1点を返す.
8回,JR東は現時点で社会人No.1評価のドラ1候補・太田龍投手が登板.ところがストライクボールがはっきりし,エネオス打線が見極める.1死から4・5・6番が三者連続四球を選び満塁とすると,7番・岡部通織選手の打球を丸子選手が処理できず1点返すと,更に8番柏木選手の犠飛で逆転.
エネオスは6回から鈴木健矢投手(木更津総合),7回途中から江口昌太投手(鹿児島工)と繋ぎJR東打線を封じ込めて接戦を制した.
エネオス 000 101 120 5
JR東日本 000 040 000 4
ドラフト候補と気になった選手
JR東日本
太田龍投手
高卒3年目のドラ1候補だ.2イニングを投げて被安打1,四球3,奪三振1で2失点の内容.球は散らばってかなり荒れていたが,2イニング目は少し修正してきた印象.球速は140中盤ぐらいだが,高めに浮いた球も多かった.次回は先発で長いイニングの投球を見たいところ.
太田龍投手の投球フォームはこちら(スロー)↓
西田光汰投手
太田投手と同期の高卒3年目のドラフト候補.昨年より身体が大きくなった印象だ.4回2/3を投げて被安打3,四球2,奪三振4で1失点の内容.牽制球で悪送球はあったが,バント処理などのフィールディングは良い.球速は130後半ぐらいだったが,これから上がってくると思われる.

JX-ENEOS
大場遼太郎投手
大卒2年目のドラフト候補.4回1/3を投げて被安打7,四死球4で4失点だった.5回は不運なあたりから制球が乱れて一気に崩れた.それでも4回に背負った無死満塁のピンチを,6・7・8番を三者連続三振に仕留めた投球は圧巻だった.140キロ後半は出ていたであろう真っ直ぐとツーシームを効果的に使い,小柄ながらキレのある球を投げ込んでいた.

江口昌太投手
気になったのは高卒7年目のこの投手.2回1/3を投げて無失点.被安打0,四球1,奪三振4で投球内容が素晴らしかった.圧巻は8回,JR東の2・3・4番打者を三者三振に抑えた投球.140キロ後半の真っ直ぐでカウントを稼ぎ変化球で空振りを奪っていた.年齢は今年ドラフト解禁の大場投手より1つ上とまだまだ注目されてもいい投手.この投球を続けてほしいところ.

おわりに
社会人野球の強豪同士の試合だけあって客入りも良く,内容も充実していた.個人的には見たかった投手がほぼ登板してくれたので大収穫の観戦となった.
本記事で紹介した投手以外にも両チーム力のある投手が在籍しており,次の機会に是非観戦したいと思う.
それでは.