どうも.tk89naviです.
引き続き2021年の新人王予想をやっていきます.
初めての方は#1からご覧ください.
※以下,敬称略
前回までのおさらい
今年の新人王有資格者計244名の中から,以下の3項目に該当する選手を
新人王を獲得する可能性が低いとみなし除外した.
1.高卒ルーキーの選手
2.捕手
3.昨年一軍での出場がなく,二軍での成績が著しく低い2~5年目の選手(投手は防御率6点前後,野手は打率1割台)
この消去法による予想にて,
下表の通りセ・リーグ78名,パ・リーグ72名の計150名にまで絞り込んだ.


競争ポジションによる予想はNG?!
ここから更に候補選手を絞り込んでいくわけだが,
今回も昨年予想した方式を振り返りながらみていきたい.
昨年は新人王獲得の条件として「競争ポジション」の中から
一軍でレギュラーを勝ち取れる可能性が高い選手をリストに残した.
というのも投手野手共通して言えることだが,
新人王獲得のためには単純に一軍で起用され続ける必要がある.
自分のポジション(ローテ・ブルペン)に強力なライバルがいる場合,その時点で出場機会が得られない.
このような観点から,昨年は野手編・先発投手編・リリーフ投手編にわけて絞り込みを行った.
しかし,結果はかなり精度の低いものとなってしまった.
野手では,チームの外野手飽和状態から松原聖弥(巨人)を除外し,
ユーティリティ性の高い小深田大翔(楽天)を浅村・茂木がいるために除外,
更には安田尚憲(ロッテ)をサードにレアードがいるために除外してしまった.
このように昨年の新人王有資格者の中で活躍した上位3名をここで切り捨てるという失態を犯す結果となった.
彼らを除外したうえ残した選手が一軍定着はおろか目立った活躍もできない逆行した予想となってしまったため,
野手についてはこの予想方式を改める必要がある.
一方投手については,まずは先発型とリリーフ型にわけ,起用法を探った.
先発型より新人王が獲りにくいリリーフ型については,勝ちパターンで起用されることが大前提であり,
ホールドまたはセーブ数を稼ぐ必要がある.
そのためリリーフ型に分類した選手はここでばっさりと除外した.
昨年40試合以上に登板した大江竜聖(巨人)や泉圭輔(ソフトバンク)も除外の対象としてしまったが,
新人王を獲得した平良海馬(西武)は何とか残すことができた.
最後に先発型に分類した選手だが,蓋を開けてみると清水昇(ヤクルト),ケムナ誠(広島),
馬場皐輔(阪神),宮川哲(西武)等リリーフに回っている選手が何名かいた.
結果として新人王を獲得した森下暢仁(広島)をはじめ,戸郷翔征(巨人),勝野昌慶(中日),河野竜生(日本ハム),浜屋将太(西武)
といった先発として50イニング以上の投球回をクリアした選手は最低限残すことができた.
よって投手の予想方式としては一定の信頼性はあるものと考える.
オープン戦の出場有無から絞り込み
前項のように,昨年は競争ポジションによる予想を行ったが,
ここでワンクッションはさみ,よりシンプルな方式で絞り込みを行ってみたい.
それはオープン戦未出場選手の除外である.
あまり意識してこなかったが,新人王を予想するうえでは重要なファクターであると考える.
(※個人の結果ではなく,ここではあくまでも試合の出場有無について考慮する)
公式戦間近のオープン戦に出場する選手は,
❝今年はこの選手を起用したい❞という首脳陣の期待値を示している.
各チーム限られた試合数の中で一軍当落線上の選手がいれば見極め,一軍と二軍を振り分けるが,
ここである程度の信頼を得ることができた選手はシーズン中も起用されやすくなる.
裏を返せば調整不足や怪我,実力が伴わないためにオープン戦の出場機会が与えられない選手は,
少なくともシーズン序盤戦(4~5月)を二軍で過ごす可能性が高くなる.
そして6月7月頃一軍に合流したのでは新人王を獲得するだけの十分な出場機会が得られない.
このような観点から,今回は思いきって投手野手問わずオープン戦未出場の選手を除外した.
反映後の表は下記となる.セ・リーグ38名,パ・リーグ43名の計81名にまで絞り込んだ


今回はここまで.
次回は最終の絞り込みを行っていく.
それではまた.