どうも.tk89naviです.
プロ野球が開幕しました.
先日は今年の新人王を予想しましたが,
当ブログでは今年も新人王有資格者を追いかける試みを発信していきます.
昨年はほぼ毎日(試合が行われた日は)必ず更新していましたが,
今年は週1回程度に緩くまとめていきたいと思います.
どうぞお付き合いください.
※以下,敬称略
日々の成績をポイント化
昨年は以下の項目を用いて日々の成績をポイント化し,シーズン終了後に最もポイントを獲得した選手が実際に新人王を獲得しているかを検証してみた.
項目と獲得pt
-投手の場合-
①登板数:1pt
②投球回:2pt
③勝利:10pt
④ホールド:3pt
⑤セーブ:7pt
-野手の場合-
①安打数:2pt
②本塁打:5pt
③打点:1pt
④盗塁:3pt
※投手は1回登板すれば1ptが入り,1アウトは0.3で算出する
[例]先発投手→6回2/3を投げて勝ち投手となった場合,1pt+(6+0.6)×2pt+10pt=24.2pt
野手→3安打1本塁打2打点1盗塁だった場合,3×2pt+5pt+2×1pt+3pt=16pt
この指標を採用した理由は投手と野手を定量的に評価するためである.
昨年の検証結果は以下の通りであった.
363.2pt(18試合,122回2/3,10勝):森下暢仁(広島・ルーキー)
324.2pt(19試合,107回2/3,9勝):戸郷翔征(巨人・2年目)
248.6pt(52試合,53回1/3,30H):清水昇(ヤクルト・2年目)
4位 216pt(73安打,3本塁打,19打点,12盗塁):松原聖弥(巨人・育成出身)
5位 197pt(13試合,72回,4勝):勝野昌慶(中日・2年目)
6位 186pt(41試合,51回,1勝,11H):ケムナ誠(広島・3年目)
7位 175.2pt(43試合,37回2/3,3勝,9H):大江竜聖(巨人・4年目)
8位 168.6pt(14試合,67回1/3,2勝):吉田大喜(ヤクルト・ルーキー)
9位 161.6pt(44試合,43回1/3,1勝,7H):長谷川宙輝(ヤクルト・育成出身)
10位 159pt(11試合,59回,3勝):Y.ロドリゲス(中日・育成出身)
セ・リーグは累計ptの通り,森下暢仁が新人王を獲得した.
この検証結果は当然で,森下と新人王争いをできる野手が出てこなかったからだ.
先発とリリーフの定量的な評価はひとまず良しとする.
続いてパ・リーグの検証結果を見てみよう.
315pt(109安打,3本塁打,31打点,17盗塁):小深田大翔(楽天・ルーキー)
276pt(54試合,53回,1勝,33H,1S):平良海馬(西武・3年目)
264pt(87安打,6本塁打,54打点,2盗塁):安田尚憲(ロッテ・3年目)
4位 197.2pt(49試合,44回2/3,2勝,13H):宮川哲(西武・ルーキー)
5位 164pt(16試合,64回,2勝):中村稔弥(ロッテ・2年目)
6位 162.6pt(12試合60回1/3,3勝):河野竜生(日本ハム・ルーキー)
7位 143.2pt(12試合,50回2/3,3勝):浜屋将太(西武・ルーキー)
8位 134pt(35試合,29回,2勝,7H):吉田凌(オリックス・5年目)
9位 133.2pt(40試合,34回2/3,8H):泉圭輔(ソフトバンク・2年目)
10位 129pt(13試合,48回,2勝):張奕(オリックス・育成出身)
パ・リーグの新人王は当ブログが定義する指標で評価すると,
小深田大翔が最も近いことを示したが,結果は平良海馬が獲得した.
昨年のパ・リーグ新人王レースは先発型投手の候補が不発に終わり,
小深田vs平良の野手vsリリーフ投手という対決になった.
更には大卒社会人ルーキーvs高卒3年目というプロでのキャリアと年齢を加味した評価も面白さの一つであった.
実際の得票結果は平良が144票,小深田が125票となりまさに接戦だった.
累計pt指標による予想は外れたが,
3位以下の選手の結果を見てもそれなりの信頼性はあると見込み,
今年もこの指標を用いて運用してみたい.
2021新人王有資格者
改めて今年の新人王有資格者を確認する.
新人王有資格者の定義は以下の通り.
ポイント
- 海外のプロ野球リーグに参加した経験がない
- 支配下選手に初めて登録されてから5年以内
- 投手として前年までの1軍での登板イニング数が30イニング以内
- 打者として前年までの1軍での打席数が60打席以内
この条件に該当する選手はセ・リーグ123名,パ・リーグ121名の計244名である.


開幕カード(3/26~28)の結果
開幕一軍登録された新人王有資格は以下の49名.青文字はルーキー.
セ・リーグ:21名(巨人は0名)
阪神:石井大,佐藤輝,中野
中日:橋本侑,岡林,根尾,石橋,滝野,高松
DeNA:池谷,笠井,牧,宮本,山本祐
広島:栗林,森浦,大道,矢野,石原
ヤクルト:坂本,元山
パ・リーグ:28名
ソフトバンク:津森,杉山,田浦
ロッテ:鈴木昭,河村,土居,高部,山口
西武:井上広,柘植,ブランドン,若林,西川愛,岸
楽天:早川,渡邊佑,高田萌,田中貴,武藤
日本ハム:鈴木,北浦,長谷川
オリックス:宮城,富山,中川楓,漆原,紅林,佐藤如
公示 2021/3/26~28
3/27
IN:鈴木翔天(楽天)
3/28
IN:熊谷敬宥(阪神)
IN:奥川恭伸(ヤクルト)
IN:内間拓馬(楽天)
OUT:高田萌生(楽天)
新人王有資格者 一軍登録人数 3/28現在
セ・リーグ:23名 パ・リーグ:29名
セ・リーグ 累計ptランキング
それでは以下のの指標に沿って獲得累計ptトップ10の選手をまとめる.青文字はルーキー.
累計ptを多く稼いでいる選手が新人王に近いと言える.
投手→①登板数:1pt ,②投球回:2pt ,③勝利:10pt ④ホールド:3pt ,⑤セーブ:7pt
野手→①安打数:2pt ,②本塁打:5pt ,③打点:1pt ,④盗塁:3pt
順位 | 選手名 | 累計pt | 成績 | 前回順位 |
1位 | 佐藤輝明(阪神) | 15 | 2安打 1本塁打 3打点 1盗塁 | ー |
2位 | 栗林良吏(広島) | 13 | 2試合 2回 1S | ー |
3位 | 森浦大輔(広島) | 12 | 2試合 2回 2H | ー |
4位 | 奥川恭伸(ヤクルト) | 11 | 1試合 5回 | ー |
4位 | 元山飛優(ヤクルト) | 11 | 2安打 1本塁打 2打点 | ー |
6位 | 牧秀悟(DeNA) | 9 | 4安打 1打点 | ー |
7位 | 高松渡(中日) | 6 | 2盗塁 | ー |
8位 | 石井大智(阪神) | 5.2 | 2試合 1回2/3 | ー |
9位 | 滝野要(中日) | 5 | 1安打 1盗塁 | ー |
10位 | 中野拓夢(阪神) | 4 | 2安打 | ー |
パ・リーグ 累計ptランキング
パ・リーグの獲得累計ptトップ10は以下の通り.青文字はルーキー.
登録抹消中の選手
順位 | 選手名 | 累計pt | 成績 | 前回順位 |
1位 | 宮城大弥(オリックス) | 25 | 1試合 7回 1勝 | ー |
2位 | 早川隆久(楽天) | 23 | 1試合 6回 1勝 | ー |
3位 | 鈴木昭汰(ロッテ) | 11 | 1試合 5回 | ー |
4位 | 漆原大晟(オリックス) | 10 | 1試合 1回 1S | ー |
4位 | 紅林弘太郎(オリックス) | 10 | 2安打 1本塁打 1打点 | ー |
6位 | 高田萌生(楽天) | 6.2 | 1試合 2回2/3 | ー |
7位 | 長谷川凌汰(日本ハム) | 6 | 1試合 1回 1H | ー |
8位 | 鈴木健矢(日本ハム) | 5 | 1試合 2回 | ー |
8位 | 北浦竜次(日本ハム) | 5 | 1試合 2回 | ー |
10位 | 渡邊佑樹(楽天) | 4.6 | 2試合 1回1/3 | ー |