どうも.tk89naviです.
少し時間が経ってしまいましたが,先日観戦した明治神宮大会のレポートです.本記事では立正大学vs九州共立大学の試合をレポートします.
試合結果
まずは試合結果から↓
試合は投手戦となり,立正大・糸川投手と九州共立大・島内投手の両先発投手が粘り強い投球を披露しスコアボードに0を並べていく.均衡を破ったのは立正大.4番のHRで得点した2点を守って準決勝進出を決めた.
注目選手
この試合の注目はなんといっても先日のドラフト会議で指名された選手が両チームに所属していることだろう.出場した4選手を順番に紹介していく.
立正大 伊藤裕季也選手(4年=日大三)
横浜DeNAベイスターズ 2位指名
まずは立正大の主将・4番セカンドの伊藤選手.見た目通りがっちりした体格のパワーヒッター.ファーストやサードを守っていそうだが,今流行りの”強打の二塁手”.この試合では,九州共立大 島内投手(広島2位指名)とのセ・リーグドラ2対決が実現.その島内投手に抑え込まれていた立正打線だが,流れを変えたのは伊藤選手だった.7回に放ったHRは打った瞬間鳥肌が立つほど衝撃的な一撃だった.さすが4番の一打と言えるこの日のベストスイング.この試合は島内投手に対し2打数2安打2打点1四球と見事に打ち砕いた.守備の動きも良く,一際存在感がある選手だ.風格と華やかさを感じる程の打った直後の仕草,ベースランニングからは,ドラ2指名の理由がわかった気がする(特に打った直後のバットの突き上げはカッコ良すぎる…)今後間違いなくファンが増えるだろう.
伊藤選手の打撃はこちら(スロー)↓
ホームランを放った伊藤選手↓
立正大 小郷裕哉選手(4年=関西)
東北楽天イーグルス 7位指名
続いては立正大の3番ライト・小郷選手.個人的には4位までには指名されると思っていた選手.左打ちの外野手で足はもちろん速いが,パンチ力もある.楽天でチームメイトになる島内宏明選手のように率を残しながら長打も期待できる選手になってほしい.この試合では九州共立大・島内投手に対して2打数1安打1盗塁.盗塁タイムは3.27秒を計測し,やはり俊足だった.
小郷選手の打撃はこちら(スロー)↓
九州共立大 島内颯太郎投手(4年=光陵)
広島東洋カープ 2位指名
続いて九州共立大からは先発の島内投手.広島に2位指名された評価の高い本格派右腕.現地で見るのは初めてだったが,2位指名には納得した.序盤から140km/h後半の真っ直ぐでゴリ押しし,この日のMAXは150km/h.伊藤裕季也選手にHRを打たれて降板したが,ヒットを打たれたのは伊藤選手と小郷選手だけ.四球を与えたのも伊藤選手と小郷選手だけ.他の打者は全く寄せ付けない投球だった.奪三振は3個と思ったより少なかったが安定感は抜群.クイックは1.13~1.16秒だった.伊藤選手へのリベンジはプロの舞台で.
島内投手の投球フォームはこちら(スロー)↓
九州共立大 久保拓眞投手(4年=自由ヶ丘)
東京ヤクルトスワローズ 7位指名
最後は九州共立大の左腕・久保投手.スリークォーターから投じるスライダーが良い.2イニングを投げてMAXは141km/h,被安打1,与四球1,無失点.やはりリリーフ専門の左打者封じを期待しての指名だろう.もう少し投球を見たかったところだが,続きは来年神宮球場の一軍の舞台で.
久保投手の投球フォームはこちら(スロー)↓
おわりに
立正大vs九州共立大の試合をレポートした.ドラフト指名された選手が揃って活躍し,一段階上のレベルを見せてくれたのはさすがだ.次はプロの世界で活躍している姿を見ることができれば嬉しい限りである.