どうも.tk89naviです.
前回の記事に続き首都大学野球春季リーグ戦(1部)の観戦レポートです.
スタメン
先攻 日体大
18上西(4年=宇部鴻城)主将
27大木惇(4年=東福岡)
34三野原(2年=東福岡)
43猪原(2年=大冠)
5D橋本(2年=敦賀気比)
66高垣(3年=智辯和歌山)
75稲本(1年=福岡大大濠)
82馬場(4年=八戸学院光星)
99矢澤(1年=藤嶺藤沢)
P 吉田(4年=大冠)
後攻 帝京大
18原田(4年=市立川越)
24星田(4年=八千代松陰)
33角田(3年=銚子商)
4D大橋(4年=宇都宮工)
55後藤(3年=奈良大附)
62塚畝(4年=履正社)
77池田陵(4年=奈良大附)
86宇地原(4年=岡山学芸館)
99喜納(4年=岡山学芸館)
P 廣畑(4年=玉野光南)
試合内容
先発は帝京大・廣畑敦也投手,日体大・吉田大喜投手の両右腕でスタート.
1回裏,帝京大は2死から3番・角田之仁選手が147km/hの速球をとらえ中安で出塁すると,4番・大橋慶久選手も中安で続き1,2塁とする.ここで5番・後藤将太選手がフルカウントから逆方向に弾き返すとこれがライトオーバーの二塁打となり2点を先制する.
その後は投手戦となり迎えた7回表,日体大は先頭の9番・二刀流の1年生矢澤宏太選手が四球を選び出塁すると,続く1番・主将の上西嵐満選手がフルカウントからライトスタンドに2ランHRを放ち同点とする.
8回裏,帝京大の攻撃.日体大は7回から登板していた2番手の森博人投手(3年=豊川)がイニング跨ぎ.150km/hを超える直球を連発するものの,1番・原田海都選手が逆方向のライトスタンドにソロHRを放って勝ち越しに成功.
日体大は廣畑投手,2番手で登板した金田悠太朗投手(3年=厚木北)からランナーを出すもののあと1本が出ずHRの2点のみで初戦を落とした.
日体大 000 000 200 2
帝京大 200 000 01x 3
注目選手
日体大
吉田大喜投手(4年=大冠)
リーグの初戦はドラフト候補の速球投手が登板.6回2/3を投げて100球,被安打4,四球2,奪三振5で失点2の内容だった.ゆったりとした足の上げ方から腕の振りはオーソドックスなフォーム.最速148km/hの直球を中心にコーナーをついてゴロで打ち取る.試合序盤から常時140km/h以上を計測して球の勢いは感じられたが,立ち上がりを攻められ2点を失った.その後は一切の連打を許さずほぼ完璧なピッチングを披露しただけに初回の2点が悔やまれる.
吉田投手の投球フォームはこちら(スロー)↓
日体大
森博人投手(3年=豊川)
2番手で登板した森投手は快速球が武器の3年生.この日は好投の吉田投手をリリーフしたが,8回の勝負どころで痛恨の一撃を浴びてしまう.最速154km/hを記録しスピードは十分.チームとしてはこのレベルの投手が後ろに控えていれば心強いだろう.
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帝京大
廣畑敦也投手(4年=玉野光南)
帝京大は先発した廣畑投手に注目したい.6回0/3を投げて109球,被安打6,四球5,奪三振4で失点2の内容.初回から制球に苦しみ3四球を与えピンチを招くも三振で切り抜ける.その後もランナーを背負ったピッチングが続くもバックに助けられたり要所で三振を奪ったりといい流れの中で投球できていた.最速は147km/hで予想以上に手元で伸びているのか打者がとらえきれておらず,さすがリーグ初戦を任される投手だと感じた.
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帝京大
金田悠太朗投手(3年=厚木北)
最後の紹介するのは投げっぷりが良いこの投手.先発した廣畑投手が2ランHRを打たれた7回途中から登板して3イニングを投げ切った.被安打2,無四球,奪三振2の内容で最速は147km/h.8回裏にチームが勝ち越し,9回表はなかなかの痺れる場面.日体大の先頭打者はこの日HRを放っている上西主将と注目の対決だったが4球で内野ゴロに仕留めてみせた.後続も打ち取り三者凡退で抑え見事なリリーフだった.
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おわりに
帝京大vs日体大の試合は登板した投手全員が良いものを見せてくれたことや,よもやの一発があったりと非常に楽しめた一戦だった.
本記事では投手にスポットを当てたが,その他にも日体大は北山投手,帝京大は中川投手などは見ておきたい投手である.